9月末に国土交通省から発表された住宅着工件数の分析が住宅新報Webのに掲載されました
目次
8月の住宅着工件数
住宅着工件数の統計は賃貸マンションや建売分譲住宅等の数字も含まれていて、戸建て(新築)の状況を見るには注意が必要です
持ち家・8月の着工件数
2万1,195戸(前年同月比8.8%減少)でした
この数字は13ヶ月連続の減少です、また…8月としては1959年(昭和34年)以来の低水準となっています
この低迷の原因は「新型コロナウイルス感染症の影響により、住宅展示所への来場者数が減少したこと」です。年初から住宅展示場の来場者が減少していましたが、その影響が着工件数にも表れてきました
問題が表面化するのかこれからです
「住まいづくり」は期間が長いので、影響は直ぐには現われません。春先に住宅展示場への新規来場者が減少し、契約件数の減少へつながり、さらに着工件数が減少しています。この着工件数の減少が、社会問題のなって表面化するのはもう少し先です
建設会社の資金繰りと倒産
残念ながら、この着工件数の減少は建設会社の資金繰り影響を与えて、最悪…倒産に至ると想定されます。工務店や建設会社への資金繰りに影響がでるのは「住まい」の工事が進んで完成するタイミングです、8月の着工は11月~12月に完成引渡しとります。その頃に社会問題とならないかと心配しています
危険サインがあります
こんな危険サインがあります、注意して下さい
少しでも危険を感じたら、当社団へご相談下さい
今「住まい」の建築をされている方
❶現場の着工が遅れます
❷着工後でも現場に職人さんや部品が入らない日が増えます
❸中間金の入金を急がされます
❹値引きを提示して、契約時に決めた中間金の金額を増やすように依頼があります
❺担当の営業マンが退社します
これから「住まい」の契約をされようとしている方
❶大きな値引きの提示があります
❷契約を急がされます
❸決済条件の前倒しの提案があります(値引きを理由に)
※基本的には着工時1/3・中間金(上棟時)1/3・完成時(引渡時)1/3です
※契約金は100万円以下で大丈夫です
❹担当営業マンが変わる事があります
❺契約前に施工中の現場を見学しましょう…平日に工事をしていない時は注意が必要です(理由を確認しましょう)
この全てが直ぐに倒産となる訳ではありませんが、危険なサインです
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