何十年も「住まい」の現場に携わっていますが、雨漏りの原因については自信がありません
目次
雨漏りの原因…考え方
こう言ってしまうと、お客様には心配をかけますので他言はなるべく控えていますが……隠せない事実です
雨漏り ＝ 屋根 だけではありまぜん
はっきり言えるのは「雨漏りの原因は屋根だけでは無い」と云う事です
以前に投稿した記事も参考にして下さい
施工をしながらの原因探求
今、サポートをさせていただいている防水工事の現場……防水層の劣化が著しく大きな原因はそこにあるとみて工事に入りましたが、防水層の下地のコンクリートは比較的しっかりしています。そこだけが原因ではなさそうです
陸屋根ですので当初から、屋上の立上り部分の笠木や外壁の目地も雨漏りの原因と想定していましたが、今回は予算的な制約もあり防水層の貼替から工事をしています
工事を施工しながら、既存部の撤去状況を観察しながら、雨漏りの原因を探っています。幸いここ数日の雨では雨漏りが少なくなって防水層の貼替の効果は出ています
致命的な原因の特定
そんな中で、今日…大きな原因を職人さんがみつけました。現場に呼ばれて状況を確認して、補修方法の協議と指示をしました。やはり屋上の立ち上がり部の雨仕舞が不十分＆破損していて完全に穴があいていました。これは防水層を剥がしたことにより確認出来たことで、表面的には確認出来ない原因です
これで安心ではありません
しかし、これで全てOK 完全に雨漏りが止まると云う保証にはなりえません。今回は工事をしない部分にも原因と想定されることは残っていますし、まだ見えていない原因もあるかもしれません
あと二日ほどで今回の工事は完了します、その後…雨の日を何回か確認して今後の計画を立てます
今後の計画
想定通り今回の工事である程度…雨漏りが止まれば…目に見えて雨漏りがする状況（天井から雨がしたたり落ちでバケツが必要な状況）が改善出来れば、内装の補修に入ります
想定が違って、雨漏りが続くようなら…笠木の板金工事や外壁の補修が必要になってきます
当社団ならでは対応法…考え方です
試行錯誤でお客様にはご心配をおかけしますが、限られた予算の中で最大の効果を導き出すにはこの方法（原因を探りながらの工事と対策）がベストと考えます これが私共の考え方です
工事施工業者ではなく、第三者の立場でお客様のサポートを行う事により可能となる考え方です
雨漏りでお悩みの方がいらしたら、この考え方を教えてあげて下さい
そして当社団をご紹介いただければ幸いです
「新築」「リフォーム」「解体」「空き家対策」など、住まいに関するお悩みがございましたら、まずはご相談ください。
「何を、どうすればよいのか」をご提案いたします。
