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プラスターボード

「住まいづくり」の現場に欠かせない建材…プラスターボードをご存知ですか?

目次

プラスターボード

プラスターボードは「住まいづくり」や「住まいのリフォーム」の現場で天井や壁の下地材として数多く利用されている建材です

プラスターボードを貼った天井と壁

※この後…クロスを貼ったり、塗装をして仕上を行います

どんな建材(材料)か?

プラスターボード石膏やドロマイト(苦灰石)、石灰などを材料とする「プラスター材」を芯材にして、両側と側面をボード用紙で覆ったものです。石膏を材料とするものを石膏ボードと云います、石膏ボードが主流ですので現場ではプラスターボード=石膏ボードと認識されて利用されているようです

プラスターボード(石膏ボード)

その性能など

プラスターボードは、丈夫で断熱、遮音性に優れているという特性があります、切断等の加工が容易なのも重宝に利用される理由です。そして価格が安価です、これが「住まい」の現場で広く使われる最大の理由かもしれません。さらにオプションとして、防カビや吸湿、耐震、耐火強化した製品があり、それぞれの部位にそれぞれの特徴を生かして利用されています

三つの欠点

広く利用されているプラスターボードですが、残念な欠点が三つあります
これを理解しておくおとは「住まいづくり」&「住まいのリフォーム」には大切なことです

➀水に弱い

施行中に雨に濡れると使用できなくなる&重くなるしで最悪です。現場ではしっかり養生等をして利用するので大丈夫ですが。最善の注意が必要です。「住まい」の中には水廻りもあります、キッチンや洗面所などでは耐水性能をたかめた製品を使うようにしましょう

解体時に雨に濡らすと重量が嵩むうえに状況によっては再利用が困難となり、処分費用が高くなってしまいます。

②釘やビズが効かない

通常は壁には12.5㎜、天井には9㎜のプラスターボードを利用しますが、同じ厚さの木材と違って釘やビスは効きません(直ぐに抜けます)。壁に手摺や棚を設けたり、コンセントやスイッチを付ける場合にはプラスターボードには取付(固定)できません、天井の照明器具なども取付(固定)できません。このような場合に木で下地を設けておくか、特殊なボードアンカー等を利用します

③白い粉…汚れ、掃除、処分

取付け(施工時)もそうですが、リフォーム時が特に厄介です (^-^;

切断加工時に白い粉が舞います、最近は切断の工具に集塵機が付いてい状況は改善されていますが、白い粉は細かくて床に必ず落ちます

リフォーム時はさらに解体時が大変です、壊すそうとすると脆いのでボコボコ解体できまうすが、白い粉と埃が半端ではありません、視界が無くなるほどです。しっかり養生をして作業を行いますがどうしても室内に残ってしまいます

リフォームの解体時にはもうひとつ大きな問題があります、産業廃棄物処分の分別です、プラスターボードはそれだけを別に分別して指定の処理業者に持ち込む必要があります

解体されたプラスターボード

重宝で広く使うけど嫌われもの…

そんな訳でプラスターボードは「住まい」の現場では重宝(安価で加工しやすい)で広く使われていますが、ちょっと扱い辛くて嫌われ者です (^-^;  他に使える建材があれば代替したいと考えている現場は多いと思いますが、いまのところライバルはいません

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