今、サポートをさせて頂いているリフォームの現場での大工さんとのお話…
目次
大工さんとお話し
今回、はじめてご協力を頂いている若い大工さん…と云っても40代前半かな?…と休憩時間にお話をしました
「自分より若い大工がいない…」
しみじみと「自分より若い大工がいない…」
その理由として
若い人を育てる余裕がない(自分の手元で)
休みもなく働く自分に、子供たちも大工になろうとはしない
良い仕事、ちゃんとした仕事をしても元請けから求められるのは値引き
大手のハウスメーカーの現場には若い大工さんもいるが、リフォーム等の他の現場では何もできなくて、使いものにならないとも……
確かに……ハウスメーカーの現場では大工さんが鑿(のみ)や鉋(かんな)を使う姿をみません金鎚(かなづち)すらみかけない現場もあります。決まられたパーツを嵌め込んでいくだけで家が出来てしまう、効率はよいかもしれないがこれでよいのかと思うとも……
大工さんに憧れる子供はいる
自分からは
子育てのサークルの中で大工道具で遊ばせると、夢中で作業する子供がいる。「大工さんになる」と云う子もいることを伝えました
そんな子供たちが目指せる職業としての大工さん像をどのように創っていくか大事な問題だねと確認しました
一番大事なのは評価され認められること
大工さんとの話の中に大事なことが隠されているように思います。経済性や効率を優先して「良い仕事をする」とか「自分らしい仕事をする」ことが収入につながらい……これがいちばん辛い。「元請け業者から求められるは値引きだけ」と表現されましたが、良い仕事をしたうえでの値引きです…良い仕事をしたら報酬が増えるのが普通ではないでしょうか? そこに矛盾があり行き違いがあると考えます。一番大事なのは仕事を認められて評価される事です
云い方が悪いかもしれませんが、良い仕事をしてもその成果は元請け業者に「良いとこ取り」をされて、さらに安く、さらに安くでは長続きしないのは明白です
今…考えていることは
大工さんを中心とした職人さん、実際に現場で仕事をする方、現場で汗を流す方とお施主様(住まいを建てるお客様)が直接つながれないかと考えています。直接つながる事によって、評価され認め合う関係が築けないかと云うことです
今、CM方式(コンストラクチャー・マネージメント方式)という建築の手法を模索しています。お施主様が直接に職人さん(専門工事業者)に発注をしていく、そのマネジメント(お手伝い・監理)をコンサルタントとして行う…そんなイメージです。先般お話した「住まいづくりのDIY」とも関連して考えています。なるべく早く具体化してご提案させていただきます
お話をした大工さんにもそんな話をさせていただき、協力をお願いしました
まだ、雲を掴むような話ですが……挑戦してみます
「新築」「リフォーム」「解体」「空き家対策」など、住まいに関するお悩みがございましたら、まずはご相談ください。
「何を、どうすればよいのか」をご提案いたします。