お施主様からの電話…「トイレのドアが開かない!!」
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トイレのドアが開かない!!
昨年、床暖房や吊戸の設置を承ったお施主様よりの連絡でした。翌日の朝一で駆け付けました
原因は経年変化…
木造の「住まい」では経年変化で木材が少し変形します。これは仕方のない事です。今回もドア本体か木枠が少し変形して、ドア本体の下部が枠にあたってしまい、開閉がしづらくなっていました。湿気の多い日が続いたのが原因かもしれません
建材メーカーの既製品のドアであれば、丁番に調整機能が付いていて、ある程度の変形はその調整でカバーできますが、このドアは建具屋さんがオーダーで作られたドアで、丁番に調整異能が付いていません(^-^;
対応策
最近では…トイレのドアの下部は、トイレの換気の意味もあって10㎜以上の隙間をつくる事が一般的です。「住まい」全体の24時間換気も義務付けられていて、トイレの換気扇を空気の排出側として利用&換気計算をする場合もあります
今回のドアはそのドア下部の隙間がほとんどありません、換気対策がうるさく云われる前(10年以上)の「住まい」はほとんどそうでした
対策として…ドアの下部をカットすることを提案させていただきました
このドアはフラッシュドアです、ドア本体内部、下部にしっかりとした木枠が使われているので、ドアの強度に影響を与えずにカットすることが可能です。しかし…綺麗にカットするんは、ドア本体を取外して、専用の工具を利用しての作業が必要です。建具屋さんに依頼することにします
応急処置
建具屋さんの手配には少し日時を要します、しかし…トイレは今日も使います
そこで、応急処置です……咄嗟の判断と施工が必要です
丁番に少し隙間があります、ここ埋めるとドア本体がほんの少し持ち上がります、辛うじて枠に擦らなくなる程度にはなりそうです
工具箱の中の工具と部品を駆使して…丁番を調整します……
ステンレスの番線でリンクを創り、それを差し込んで隙間を埋ます。丁番が2ヶ所、それぞれ2ヶ所の隙間を埋めました。作業の様子は必死だったので撮影し忘れました(^-^;
これでなんとか…しばらくは持ちそうです
建具屋さんにドア本体の下部をカットいただく時に、丁番も新しく交換していただきます
とりあえずはこれでスムーズに開閉できます (#^.^#)
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