地鎮祭が行われている理由のひとつが、地鎮祭では工事関係者が一同に会する訳ですから、いろいろと大事な事を確認するチャンスです。ここを逃すと、なかなか集まれません。
目次
「地鎮祭」での確認事項
事前に確認をする場を設けている工事業者もありますが、最終的にここで図面と現地を一致させておくことが必要です。
隣地境界と道路境界の確認
➀隣地境界と道路境界の確認
理想的には全ての境界点に公的な杭が入っていてそれを確認する事が重要ですが、公
的な杭が入っていなかったり見つからない場合もあります。その場合は仮杭でも良い
ので工事業者と認識を合わせておくことが肝要です。場合によっては隣地の方にお声
掛けして確認して頂く事も必要かもしれません。ここが不確定ですと建物の配置も決
まらず、無理して工事を始めると大きなトラブルの原因となります。
建物(住まい)の配置と高さの確認
②建物(住まい)の配置と高さの確認
敷地のどこにどの方向で建てるのか。隣地境界や道路境界からの距離を確認しましょ
う。事前に工事業者の方に地縄を張っておいていただくと良いでしょう。
そして、高さの確認も必要です。工事業者の方は設計GL(ジーエル)とかFL(エフエ
ル)とかBM(ビーエム)と専門用語で話されますので注意が必要です。玄関のポーチ
の高さが前面道路から何センチ上がるのか?、LDKの床は何センチ上がるのかを確認
しましょう。
給水や排水の経路確認(外部給排水工事)
③給水や排水の経路の確認
意外と確認せずに工事をはじめて、後でトラブルになるのがこの給排水の経路です。
既に道路の水道本管から給水管の取出しがされている場合には、その場所から建物へ
の引込位置までの経路を、水道本管の取出しがこれからの場合は取出しの場所も確認
します。排水管も同じです、下水の公共桝がある場合は建物のそれぞれの排水位置か
らどの経路で公共桝まで配管するのかを確認します。新たに下水本管への接続工事が
必要な場合にはその公共桝の位置も確認します。
浄化槽の位置と高さの確認
④浄化槽の位置と高さの確認
浄化槽を設置する場合にはその設置位置と高さの確認も重要です。浄化槽からの排水
は比較的深さの浅い道路側溝への放流されるケースが多く、排水勾配が問題となりま
す。工事業者さんがどのように考えて浄化槽の位置や高さを決めているか教えて頂い
て、確認しましょう。お客様が駐車場を予定している位置に浄化槽の蓋が飛び出てい
る事は多々見受けられるトラブルです。駐車場に限らず外構工事と大きく関係してく
ることになるので、注意が必要です。
着工前に必ず確認しましょう
以上の四点は必ず最終確認を地鎮祭の時に行いましょう。もし、確認出来なかった場合は改めての確認を工事業者の方にお願いして、着工前に必ず確認しましょう。日程を決めておくことをお薦めします。現場サイドは早く着工したい場合もあります、確認しないと着工しない確約も欲しいとこでろす。確認事項はちゃんと書面で残しておくこともお勧めします。
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