「住まいづくり」の現場では大工さんの工事が完了すると、ひとつの段階が終わり新しいステージに入ります。今までは大工さんを中心に現場が進んでいましたが、大工さんが毎日はいなくなり、いろんな業者さんが入れ替わり立ち替わり出入りするようになります。中心は内装の仕上工事となります
目次
内装工事
内装工事の中心となるのがクロス貼り(クロス工事)です。
ボード貼りは大工さんの工事
「住まいづくり」の現場では石膏ボードが内壁に貼られます、この石膏ボードの取付は大工さんの工事となっている現場が多いようです。設計図面通りの種類のボード、指定通りの厚さのボードがしっかり施工されているか確認が必要です。ビスのピッチや種類にもちゃんと規定(規格)があります。そしてこのボード貼りの精度がクロスの仕上がりに影響してきます。
クロス工事は木下地&ボード貼りと下地処理がポイント
どんなに腕の良い内装工事業者でも、大工さんの木下地とボード貼りがずさんだとクロスは綺麗に仕上がりません。壁面の凹凸を全て測量することは困難ですが、ボードを取付けたビスや、ボードの切断面の処理状況をみれば大工さんが丁寧な仕事をしたかどうかはわかります。大工さんの工事中にしっかり確認をしておきましょう。クロス貼りの職人さんは下地処理(パテ処理)から工事に入ります、この下地処理(パテ処理)を丁寧に行っている職人さんはまず間違いはありません。この下地処理(パテ処理)を疎かにすると、クラスを貼った時に綺麗に仕上がりません。しっかり確認しましょう。
クロス貼り どんなクロスを選んだっけ…?
クロスは設計打合せ(色決め)で部屋毎に相当悩んで決めていると思います、しかし打合せが終わり、「住まいづくり」の現場で基礎工事がはじまって、ここまで約3ヶ月弱かかってます。どんなクロスを選んだか覚えていないケースがあります(^-^;。仕方ありませんね。また、ここまで現場が進むと部屋の大きや形がある程度みえてきます。お勧めはクロスの再確認です。決めてあるクロスのサンプルを持参して、部屋毎の確認を現地で行いましょう。大工さんの工事の完了のタイミングをみて、もし変更があっても建設業者に迷惑のかからないように配慮&打合せして確認出来るとベストです。
その他の内装工事
クロス貼り工事の以外の内装工事としては、床貼りと畳工事があります。最近の「住まい」はトイレや洗面所などの水廻りも板張り(フローリング等)が増えてきていますが、長尺塩ビシート等を施工する場合もあります。数は少ないですがLDKにカーペットを貼ることもあります、こういった床貼り工事も内装工事です。やはり下地処理が大切なの事は云うまでもありません。最近は和室も減っているので畳工事も少なくなっていますが、日本人はやはり畳です。少しでもこの癒しの空間を残したいですね。畳は全てオーダー生産です、畳屋さんが現場で寸法を測定して1棟ごと、1枚(1畳)ごとに制作します。内装工事が仕上がってくると、無機質な現場がどんどん「住まい」らしくなていきます。楽しく、ワクワクする時間です。
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