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「住まいづくり」の現場       基礎工事(現場編)

「住まいづくり」の現場 基礎工事(現場編)です

目次

基礎工事の現場

基礎工事の現場では以下にような作業が行われます

基礎工事の工程

地縄張り


「基礎工事」で大事なポイントは「住まい」(建物)の位置出しです。最初に【地縄張り】を行います、読んで字のごとく、地面に縄を張っておおよその位置を出します、お施主様の確認もこの段階で行います。建物以外にも浄化槽や、給湯器の室外機の位置なども確認しましょう。

水盛り・遣り方

【地縄張り】でおおよその位置が決まると、【水盛り・遣り方】の作業に入ります。【水盛り・遣り方】では【地縄張り】よりも正確な位置を出します、併せて建物の高さ関係も決めます。地縄の外側に水杭を打ち込み、そこに水抜きを釘で打ち付けます。建物の外周を廻るイメージです。水糸を張ったりして、この水抜きに建物の位置と高さを出します、「芯を出す」とか「墨を出す」と云った作業です。ここは正確な作業が求められます。【水盛り・遣り方】が終わると本格的な基礎工事に入ります。

根伐り

【根伐り】(ねぎり)簡単に云うと穴掘りです。基礎の地中に埋まる部分を掘ります、実際の基礎よりも一回り大きく&深く掘ります。

砕石地業

【砕石地業】(さいせきちぎょう) 根伐りした底に砕石を敷き、突き固めます。これにより支持力を確実にします。

防水シート

【防水シートの敷設】 ベタ基礎工法の場合、基礎全面に防水シートを敷き込みます。地面からの湿気があがらないようにします。 

捨てコンクリートの打設

【捨てコンクリートの打設】精度の高い基礎を作るためにこの捨てコンクリートが重要です。基礎の基礎です、正確な位置や高さの基準を正確に現地に描きす黒板の役目の担います、また、基礎鉄筋や型枠の固定、基礎コンクリートの鉄筋下の「かぶり」を確保する為にも重要です、正確に打設することが求められます。

基礎/墨出し

【基礎/墨出し】捨てコンクリートの上に、正確な位置を出します。【水盛り・遣り方】とは違い、実際の場所に実際の位置で正確に出します。

型枠の組み立て

【型枠の組み立て】捨てコンクリートの墨に従って型枠を組み立ます。墨に沿って正確に組み立てます。ベタ基礎の場合はベース部と立ち上がり部とが2回に分けた作業となり【型枠の組み立て】~【鉄筋の組み立て】~【配筋検査】~【コンクリート打設】が繰り返されます。「住まいづくり」の現場では鋼製型枠を利用する場合が多いようです。

鉄筋の組み立て

【鉄筋の組み立て】型枠の内側の鉄筋を組み立てます、最近は鉄筋も工場で加工をして、現場では組み立てるだけになっています。現場では鉄筋同士の間隔と型枠との間隔を注意して組み立てます。太さやかさなりの幅も注意が必要です。同時にアンカーボルトを設置します。【型枠の組み立て】と【鉄筋の組み立て】は順番を前後して行われる場合もあります。

配筋検査

【配筋検査】瑕疵担保責任保険や長期優良住宅の検査が入ります。コンクリートを打設すると見えなくなる鉄筋をしっかり検査します。検査で指摘事項があれば、すぐに手直しをして、再検査を行うまし。合格するまでコンクリートは打設できません

コンクリートの打設

【コンクリートの打設】型枠の内側にコンクリートを入れます、コンクリートを打設すると言います。設計で指定された強度のコンクリートかの確認が必要です。隙間なくコンクリートを打設する事が大切です、基礎工事の職方さんの腕の見せ所です。生コンのミキサー車が何台も現場に到着します、現場での待機&滞留が無いように生コンプラントと連携して出荷時間や出荷量が調整されます、

型枠外し

【型枠外し】コンクリート打設後に充分な養生期間(コンクリートの強度を確保するのに必要な期間)を経て、型枠を外します。

埋め戻し・整地

【埋め戻し・整地】根伐りで大きく掘った部分を埋め戻しして、廻りを整地して基礎工事を終えます。

基礎工事は最も重要な工事です

 基礎工事途中での【配筋検査】も含めて、検査&確認をしっかり行います。建物の位置と高さ、基礎のレベル(水平精度)、アンカーボルトの位置と高さ等。コンクリートの欠損やジャンカ(打設不良)の目視も大切なポイントです。「住まいづくり」の現場の全体を左右する基礎工事が最も重要な工事です。

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