それでは「住まいづくり」の資金計画をこまかく見ていきましょう
目次
「使える資金」
はじめに「使える資金」のお話をします
「使える資金」の内訳
「使える資金」には
①自己資金
②住宅ローン があります
自己資金とは
簡単に「自己資金」って云ってしまいますが、その内容にはいくつかあります
まずお手元にある現金・預金があります、株式とかの有価証券や現金化できる各種保険があればそれも加えることは可能です
さらに「住まいづくり」は半年から1年はかかります、お勤めの方であればこれから支給される給与からの貯蓄分や賞与も加えることができます。これは支払いや決済のタイミングを考慮して自己資金に加えることが重要です。そこらあたりはお任せ下さい
そして…以外に思われるかもしれませんが「へそくり」も自己資金になり得ます……ご夫婦お互いに秘密の「へそくり」はありませんか? ま、これを表沙汰にするかどうかはおふたりでじっくりお話をしてみてください(^-^; これは話し合いが重要です
もうひとつ大事なのか親御さんからの援助です、最近の親御さんの世代は元気です、仕事を持ってバリバリ働らかれている方がたくさんいます。とくにお母様が元気です。敷地(土地)の提供から、具体的な資金援助まで親御さんのお力添えは重要です。しっかりお話をしてご協力をお願いすることをお薦めします。こちらも話し合いが重要です
自己資金の検討には廻りの方の協力と話し合いが重要です
自己資金の割合
「住まいづくり」の自己資金と云うと、先ず議論されるのが総予算のうちの自己資金の割合です。いろにろな情報をみてみますと最低2割(20%)は自己資金を用意して下さいと云う内容が多いようです
仮に…総予算「使う資金」を3千万円と想定すると600万円。4千万円と想定すると800万円となります。なかなかの金額です
しかし、不動産の広告等をみると「自己資金がゼロからの住まい」なって云うコピーが見受けれます、住宅ローンも自己資金0でも借入が可能なものもあります。現実的には自己資金がゼロでも「住まいづくり」は可能です…統計的にも10%程度の方が自己資金0で「住まいづくり」を行ています、しかし自己資金0には当然にリスクが伴います
自己資金がゼロでも大丈夫……
自己資金は2割(20%)ないと駄目……
と簡単な話ではありません、「住まいづくり」を検討されるそれぞれの方の考え方や想い、そして条件や環境によってその答えは違ってきます
ここが第三者(専門家)に相談する大きなポイントです
一般論に惑わさないように、自分と家族はどうなのかをしっかり検討することが重要です
自己資金がゼロのリスク
自己資金がゼロのリスクを説明しておきます
自己資金がゼロと云うことは100%住宅ローンで賄うと云うことです。返済が大変と云うことは理解できると思いますが、それ以上に大きなリスクがあります
途中で返済が困難になった時を考えてみましょう
住宅ローンは担保として「住まい」(家)に抵当権を設定しています、住宅ローンの返済が出来なくなった特にはこの抵当権を実行し(「住まい」(家))を売却してその返済にあてることになります。抵当権を実行して「住まい」を売却する時に、住宅ローンの残高より高く売却出来れば住宅ローンは完済(返済を完了)出来ます。自己資金がゼロの住宅ローンの場合には「住まい」の売却価格より住宅ローンの残高のほうが大きくなる場合がほとんどです、「住まい」を売却しても住宅ローンを完済(返済を完了)することが出来ないのです。これは非常に危険なことです、これを理解せずに自己資金がゼロの「住まづくり」をはじめることはお勧め出来ません。
「新築」「リフォーム」「解体」「空き家対策」など、住まいに関するお悩みがございましたら、まずはご相談ください。
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