日々是好日(室長blog)

夏の日に

お盆休みです (^-^; 今日は休日の『やわらか投稿』の復活です

目次

夏の日に

夏らしい猛暑が何日も続いていいます、伊勢崎市や熊谷市、館林市や桐生市がTVで『暑い』『暑い』と報道されますが、その真ん中にある太田市が一番『熱い』のではないかと勝手に思っている太田市民です。幸いにも太田市には観測所が無いのでTVには登場しないようです

暑い夏がくると思い出す和歌があります

昭和天皇の辞世和歌

夏たけて 堀の蓮の花見つつ 仏の教え 思う朝かな

昭和63年7月に皇居の道灌堀に咲く蓮の花をご覧になって詠まれた御製です。その年の9月にご入院されて翌年1月7日に崩御されました。

天皇はいわゆる皇室神道の中心ですが、その天皇がどうして「仏の教え」を思うのか。不思議に感じませんか? 飛鳥時代に日本に伝わった仏教(仏の教え)は皇室の保護と先人の想いが何百年もかけて日本人の心の奥深くに浸透していきました。神仏習合(神も仏も同じに敬う)が日本人の精神的信仰の中心だったのです。

明治維新政府の愚策…神仏分離令(廃仏毀釈)

日本に新しい夜明けをもたらした明治維新でしたが、最大の愚策は神仏分離令(廃仏毀釈)でした。多くの歴史的な寺院が破壊され、仏教美術品などが海外に持ち出されてしまいました。表面上…かたち的には神仏分離がはかられ神道の国…日本がつくられていきました、その結果のひとつが太平洋戦争の敗戦となります。しかし、日本人の心の奥深くに根付いた信仰(思い)までは変えることが出来ず、「仏の教え」は日本人の心の中に生き続けているのです

昭和天皇の御心の中にも「仏の教え」は面々と生き続けておられたのです

蓮の花

蓮の花は「仏の教え」の象徴なような花です、五つの徳(蓮華の五徳)から極楽へ生まれかわれる人の心の特徴を表しているとされています

『淤泥不染の徳』
蓮はどろどろの泥田に咲きます、泥の中に咲いても泥に染まらないきれいな花を咲かせます
『一茎一花の徳』
ひとつの茎に一つの花を咲かせます 道はひとつです
『花果同時の徳』
蓮の花は一度に咲き、咲くと同時に実ができます きれいな姿は一瞬です
『一花多果の徳』
ひとつの花にたくさんの実をつけます ひとつの道で多くの実りをつけます
『中虚外直の徳』
蓮の茎にはいくつかの空洞があります、これを中虚といいます
外道とはまっすぐと云うことです 

この五徳を想いながら蓮の花を眺めると、少し違った花に見みえてきます

お盆がある意味

この夏の暑い時期に、過去の不幸な歴史&戦争に想いをはせ…ご先祖様の御霊に手を合わせ語りあうことが出来る。それが日本にお盆がある意味ではないでしょうか。そして蓮の花に「仏の教え」を想い、感謝の想いと自らの歩みを顧みる貴重な時間としたいものです

新型コロナがあろうが、経済の先行きに不安があろうが、お盆は必ずこの暑い時期にやってきます。

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