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「住まいづくり」の神事(祭事)

「地鎮祭」「上棟式」「竣工式」……これは「住まいづくり」の祭事です。正式には神主さんにお祓いをお願いする神事です。最近の様子をお話します

目次

「住まいづくり」の神事(祭事)

最近では「地鎮祭」は正式に行っても、「上棟式」は簡易的に行い、「竣工式」はあまり行われていないようです。少し寂しい気もしますが、時代の流れなんでしょね。

「地鎮祭」

地鎮祭は「住まい」を建てるその土地の地の神様を鎮める儀式です。古来から土地には神が宿るとされてきた日本ならでは神事(祭事)です。

敷地の中央に神籬(ひもろぎ)を南向きに安置して、斎竹(いみたけ)を四方に立て注連縄(しめなわ)でむすんで祭壇を設営します。式の流れは……

修祓(しゅばつ)       
 神主さんが参加者のお祓いをします
降神の儀(こうしんのぎ)   
 神様を御呼びします、神様が天から降りてきます
献鐉の儀(けんせんのぎ)   
 お酒、お水を神様に献げます、瓶子の蓋をとります
祝詞奏上(のりとそうじょう) 
 神主さんと一緒に神様にお願いをします、工事の安全と無事の完成をお願いします
刈初めの儀(かりぞめのぎ)  
 設計者がこの土地の草をはじめて刈ります
穿初めの儀(うがちぞめのぎ) 
 建て主様が鍬を入れ、工事業者が鋤を入れます、この土地にはじめて鍬と鋤が入りま
 す 
玉串奉奠(たまくしほうてん) 
 神様に玉串をささげます 二拝二拍手一拝
撤鐉の儀(てっせんのぎ)   
 お酒、水の瓶子の蓋をします
昇神の儀(しょうしんのぎ)  
 神様をお送りします、神様は天に昇っていかれます
神酒拝載(しんしゅはいたい) 
 神様をお飲みになったお酒を皆でいただきます、直会(なおらい)ともいいます

難しい言葉が並びますが、この流れを知っていると神主さんの祝詞(のりと)も何を言っているか少しは理解できます。

神主さんにお礼をお支払いします「初穂料」「玉串料」と表書きをした祝儀袋を使います。金額は25,000円~35,000円程度とお考え下さい。神主さんを依頼する時にしっかり確認をしておきます。

「上棟式」

以前は「建てまい」とも言い、盛んにおこなわれていた神事です。現場に宴席を設けて、職人さんに感謝の意で飲食を振る舞い。屋根からお金やお菓子を巻いて近隣の方に振舞う、そのような「上棟式」は自分も長くこの業界にいますがすっかり減ってしまいました。「住まいづくり」の現場でも、ここ10年で考えても3回~4回しか経験していません。

昔は大工さんをはじめとした職人さんも地元の方が多く、お酒が振舞われても心配せずに飲めました。職人さんの住まいが遠方になって、車で現場に来るようになるとお酒を飲むことが敬遠され、飲酒運転の取り締まりが厳しい今は絶対に飲めません。そのあたりも「上棟式」が減っている理由でしょか。

式の内容は「地鎮祭」とほぼ同じですが、地域よる差異もあって一律ではありません。 基本的には修祓~降神~献饌~祝詞奏上は「地鎮祭」と同じで、「上棟式」特有な神事(四方固め等)の後は玉串拝礼~撤饌~昇神~直会へ続きます。

神主さんを呼ばないまでも、大工の棟梁を中心にお客様と大工さんと工事業者とで簡易的に神事を行うのが最近の流れのようです。工事がここまで無事に進んだことへのお礼と、これからの無事故と無事な完成、そして建てられた「住まい」に末永く安全で住まえるようにお願いする事は必要かもしれません。

神主さんに依頼する場合にはやはり25,000円~35,000円「玉串料」が必要となります。

「竣工式」

最近では「住まい」の中に神棚を設けたり、敷地内に氏神様や屋敷稲荷様を祀る事は少なくなっています。この事が「竣工式」を行わなくなった理由のひとつかもしれません。

それに替わって、「引渡し式」が行われいます。神事と云うよりは実務的なイベントです。「住まい」のカギの引渡しや設備機器の取扱説明書や保証書の授受が大きな目的です。別途に竣工立会検査等が行う工事業者もありますし竣工検査=引渡しなんて云うケースもあるようです。

私見ですが……
多くのハウスメーカーさんや工務店さん等の工事業者さんの職人さん(職方さん)はこの時期になるともう次の現場が始まっています、竣工&引渡しと云ってもピンとこないかもしれません。忙しい現代社会なので仕方のない事かもしれませんが、実際に施工した職人さん(職方さん)が最後に揃ってお客様にお礼を、お客様も職人さん(職方さん)へお礼をする機会があってもよいかなと思います。それが「竣工式」であればとも思います。

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