水道の引込のお話をしたので、もうひとつの大事なライフライン…電気のお話もします。初回は事前協議の申請の話です
目次
電力会社との事前協議
電気の引込は受電といいます。水道との最大の違いは施設の管理者が公共団体(市町村)か一般企業(電力会社)かの違いです。電力会社は普通の一般企業かの論理はここでは行いません(^-^;
前面道路に電柱(電気配線)はあるか?
「住まい」は接道(前面道路)が無ければ建てれません、建築基準法の接道要件があるからです。水道も電気もこの前面道路から引込(受電)をすることになります。前面道路に電柱(電気配線)あればそこから引込ことになります
「住まい」に直線(20m以内)で直接に引込めるか
前面道路に電柱(電気配線)があっても土地の形状や「住まい」の配置する位置によっては直接引込(受電)出来ない場合があります。直線で20m以内で引込(受電)か出来るかが問われます。もしそれが不可能な場合は敷地内に私設引込柱を設置する必要があります。この設置費用は自己負担です。
私設引込柱は大きさや仕様にもよりますが概算で10万円~12万円の設置費用が必要です
前面道路に電柱(電気配線)が無い場合
先ず、東京電力との事前協議が必要なのですが、これがなかなか厄介です。人員の問題もあり東京電力の窓口での相談は嫌がられます。基本的に電話相談&ネット相談です。
※関東地方では…実際には東京電力ではなく、東京電力タウンプランニングという会社になります
電話相談とネット相談
電話相談はなかなか繋がりません、今までの経験で云うと……一連の相談が終わるのに30分はかかります、延々と自動音声の繰り返しに付き合わされます(^-^; 「只今、電話は大変つながりにくくなっています。このままお待ちになるか時間をおいておかけ直しをして下さい」と…いつかけてもつながりやすい時は無く、だいたいつながりにくくなっています(^-^; 我慢して待つ必要があります 忍耐力が必要です
ネットの申請は図面や電柱番号やいろいろ入力をしないといけません、事前に細かな事前調査をして、PDFファイル等を作成して望まないといけません。経験のある方が何回も行う場合はネット申請が適していますが、慣れない方が行うことは非常に困難を伴います 知識と経験が必要です
事前協議申請が受け付けられると、受付とは違う担当者(窓口)から電話がきます。ここから現地立会協議→設計→用地交渉→用地承諾→電柱(電気配線)設置→引込(受電)と進みます 次回…この流れをお話します
「新築」「リフォーム」「解体」「空き家対策」など、住まいに関するお悩みがございましたら、まずはご相談ください。
「何を、どうすればよいのか」をご提案いたします。