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職人さんの手間代から現場を見る

建築工事の費用は大きくわけてふたつになります
➀建材費…材料の費用 木材、設備機器、コンクリート等
②施工費…現場で働く職人さんの手間代
です

目次

職人さんの手間代から現場を見る

建材費(材料費)はカタログに記載があったり、小売りもしているので価格はその価格になります、流通の経路によっていろいろな価格が存在します。なかなか複雑なのですが……

工事費(施行費)…職人さんの手間代…はどのように決まるのでしょうか?

皆さんの時給はいくらですか?

身近な例として、皆さんがアルバイトをしているとしてその時給はいくらですか? 今は1,000円/(一時間あたり)前後でしょうか? 参考までに…群馬県の最低賃金は835円/(1時間あたり)(厚生労働省発表の2019年)です

すると日給や月給はいくらになりますか?

1日…8時間勤務(労働基準法上の一日の労働時間の上限です)としてに、8,000円/(1日あたり)となります。1ヶ月に何日働きますが、一応、労働基準法では1週間の労働時間は40時間とされています。7日間で5日の労働です。一月の働けるにっすっは22日弱となります。22日として計算すると22日×8,000円=176.000円となります。高卒の初任給とだいたい同じ程度でしょうか

職人さんはどうでしょうか?

8,000円/(1日あたり)は駆け出しの職人さんの日当です。ここから何年もかけて経験を積み、技術を覚え1人前の職人さんになっていきます。職種にもよりますが25,000円から30,000円の日当がとれるようになれば1人前です。1ヶ月稼ぎは25,000円×22日=550,000円となります

高いかや安いかの判断&議論は今日はしません、普通のサラリーマンとあまり変わらないような気がします

ひとりの職人さんが1日働くと1人工(ニンク)となります

「住まいづくり」の現場は何人の職人さんが何日働くのでしょうか? 何人工(ニンク)かかるのでしょうか?

この人工数×8,000円~25,000円人工(ニンク)単価がこの現場の職人さんの手間代(工事費・施工費)の合計となります

当然、各職種ごとに職人さんは違うので、職種ごとに計算する必要はありあす

この人工(ニンク)の考え方を頭に入れておいてください

意地悪な質問?

「住まいづくり」の見積書を提出があった時に「この現場は大工さんが何人工入りますか?」と聞いてみて下さい

営業担当者は吃驚(*_*;します、そんなこと思いもしていないからです。まず答えられないと思います。

「このお客さん…面倒だな~」と思われるのが関の山ですが、説明や対応が明らかに違ってきます、慎重になります

あまりしつこく聞くと警戒されますので、それとなく聞くことが肝要です…

見積書の見方

この人工(ニンク)の考え方を踏まえて、「住まいづくり」の見積書を見ると少し変わって見えてきます。難しい部分もありますので細かな分析や精査は住まいの相談室へお任せ下さい

8,000円~25,000円と幅がある人工(ニンク)単価ですが、平均して15,000円程度が相場でしょうか? 見積の計算をする時は18,000円~20,000円で計算する場合が多いです。これもいろいろな条件で変わってきますので一概には言えませんが、参考にはなります

現場での確認

現場が始まっても毎日現場を確認する事は不可能ですが、現場に行ったときは何人の職人さんが入っているか確認するようしまよう。記録しておくと良いと思います。大工さんと仲良くなれれば、大まかに一週間の状況を聞くのも良いと思います。現場監督さんのいないところで聞いて下さい、「余分なことをお客様に話すな」と職人さんがしかられるかもしれません(^-^;から

現場へ行くのが楽しくなります、自分で施工費がみえるようになると面白くなります

あまり細かにチェックして、施工会社さんを質すようなことは控えましょう。「こんなところも見ているよ」と知らせるだけで効果はあります

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