日々是好日(室長blog)

ザ・ウイスキーキャット

スコットランドのウイスキーの蒸留所には、ウイスキーキャットと呼ばれる猫がいます。ウイスキーの原料となる大麦を狙うネズミや鳥の駆除が役割です。

目次

ウイスキーキャット

先日、亡くなられた作家で自然保護活動家のC・W・ニコル氏の小説に『ザ・ウイスキーキャット』があります。

C・W・ニコル氏への追悼

氏は英国・ウエールのズ出身で、カナダ・エチオピアなどで暮らされたあと永住の地として黒姫高原に移住されました。1995年に日本へ帰化し黒姫で「アファンの森」と名づけた地域の里山再生運動を展開されエコツーリズムを実践されたナチュラリストです。世界的に反捕鯨が叫ばれる中で和歌山の大地町の鯨漁にかける男たちを描いた小説『勇魚』や、映画化された小説『風を見た少年』なども執筆されています。この『ザ・ウイスキーキャット』は1984年に発表された氏の代表作です。酒飲みのなかでは密かなベストセラーです。氏への追悼の意を込めて、酒好き…坂本の話にお付き合いください。

黒姫山と妙高山

ウイスキーは「命の水」

ウイスキーのふるさとスコットランドの言語・ゲール語で「命の水」(ウシュク・ベーハー)がウイスキーの語源とされています。ヨーロッパではアルコール度数の高い蒸留酒のことを「命の水」と呼ぶようです。
この「命の水」の歴史や蒸留の過程を教えてくれたのが氏の小説『ザ・ウイスキーキャット』です。それまで、日本酒好きでお酒なら何でもOK、酔えればなんでもお酒って考えていた自分に、お酒が紡ぐ物語やお酒造りの奥深さを教えて、大人の嗜みとして上手にお酒と付き合えと諭していただきました。そして、ウイスキー好きになったのでした。

残念ながら書棚にみつかりません

そんな小説なので、書棚にあるものと想って探してみましたが……みつかりません(^-^; おそらく、単身赴任からの帰宅時に東京の古本屋さんで処分した中に含まれていたんだろうと後悔しています。ストーリーもおぼろげなので購入しようとAmazonを調べたら、なんと4,800円もしています。少し落ち着くの待ちます。
人はその本をはじめて読んだ時から、少し記憶や思い入れが薄れる時期を経て自身も齢をかさねて、あらためてその本と向かい合いたいと思う時があると知りました。中学や高校に時に読んだ本を今、読み返してみるとその新鮮さに驚きを覚えます。吉川英治氏の『三国志』や井上靖氏の『天平の甍』、司馬遼太郎氏の『関ケ原』など未だにわくわくします。
お酒と読書……一生付き合える友達です。

どんなお酒の飲み方が好きですか?

皆さんはどんなお酒の飲み方が好きですか?

今はそんな時期じゃありませんが、仲間で集まってワイワイ・ガヤガヤもお酒の楽しみのひとつです。
静かに友とバーのカウンターでグラスをかたむけるのも楽しい時ですね。自分はどちらかと云うとこちらの方が好きです。
そんな時、今飲んでいるお酒がどんなところで、どんな風に造られているか知っていると美味しさも深まります。

先日、太田市内のバー『太田倶楽部』で友人が主宰したワイン教室に参加しました。マスターの岡田氏から、ワインの基本中の基本を学ぶとともに何種類ものワインを試飲(テイステイングと云うのかな)をしました。ワインはやはりその原料となるブドウを知って頂くと、フランスのブドウ畑が脳裏に浮かんでくるようです。山梨の甲州白ワインが美味しくて、日本人に合った日本のワインなのだと驚きました。こんな学びのお酒の楽しみ方のひとつかもしれません。

ウイスキー検定

「せっかく学ぶのだから目標をもって学んだら」と『太田倶楽部』の岡田氏から「ウイスキー検定」なるものを紹介されました。9月の検定があるようですから、挑戦してみようと思います。今、テキストを眺めていますが大好きなスコッチの銘柄ばかりに目が行って勉強になりません。「マッカラン」「グレンフィディック」「アードベック」「ボーモア」……ジャパニーズ・ウイスキーも世界の5大ウイスキーのひとつなんです(^-^; 秩父蒸留所の「イチローズモルト」……飲んでみたいな~。
C・W・ニコル氏に検定の合格をお願いして、まとまりのない今日の話を終わりにします。迷惑なお願いかもしれませんね、ごめんなさい。

C・W・ニコル氏のご冥福を心からお祈りします。

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