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「住まいづくり」の現場                給排水衛生設備工事

各種の仕上工事が終わると、現場は設備工事の仕上げ……機器の取付工事に入ります。
設備工事は給排水衛生設備工事と電気工事とに分かれます。

※浄化槽設置工事と水道本管の取出工事については改めて説明します。

目次

給排水衛生設備工事

キッチンやお風呂、トイレ・洗面所の設備工事と給水・給湯の配管工事が給排水衛生設備工事です。

配管工事 基礎や壁面への埋込

給排水衛生設備工事は基礎工事の段階かから現場で工事をはじめています。基礎の中に埋め込まれる配管工事が必要だからです。 現場では「スリーブ工事」とか「スリーブ入れと云います。基礎を欠損させないように、あらかじめ設備の配管が通る穴を確保しておく工事です。鉄筋の位置や状況によっては補強も必要になる大事な工事です。間違いのない位置に入れるておくことが肝要です。その後も大工さんの進捗状況に合わせて壁面や天井の中に入る配管工事も行っていきます。

配管工事 配管材料

水道の配管と云うとどんな材質の管を想像されますか? 鋼管でしょうか、以前は圧倒的に鋼管でした。鋼管の最大の問題点は錆です、鉄と水と空気がありますから錆びないわけがありません。その後、配管材料の主流は塩ビ管に移ります。塩ビ管は熱や急激な温度変化に弱く、給湯部分には使いづらい管材でした。「住まい」も給湯設備が当たり前になり、給湯配管が長くなり、ポリエチレン管が使われるようになりました。現況ではこの塩ビ管ポリエチレン管が併用されています。
※塩ビ管のうち内部の配管には衝撃に対する性能を強化したHIVP管が用いられています。

給湯工事 エネルギー源をどうするか

「住まいづくり」で給湯をどのエネルギーを使うかは大きなポイントです。昔は給湯が必要なヶ所に湯沸かし器を付けたり、風呂釜をつけてお湯を使っていました。このエネルギー源は石油ガスです。木材を利用した風呂釜は自分が子供の頃あったかな(^-^;
最近は1カ所に給湯器を設置して、すれぞれ給湯が必要なヶ所へ配管する方法です。給湯器のエネルギー源はやはり石油ガス、そして電気によるエコキュートが主流となってきています。最近は発電と一緒に給湯も行うエネファームも増えてきています。
給湯にどのエネルギー源を利用するか? じっくり検討しての「住まいづくり」をお薦めします。

給排水衛生設備工事 機器取付工事

仕上工事が終わった段階で残っている工事は機器の取付工事です。ユニットバスやシステムキッチンも大工工事と並行して本体の取付は終わっています、水栓やリモコン等の設置が残っています。トイレの便器、手洗い器、洗面台の設置がこのタイミングです。事前での配管工事が図面通りに出来ていれば特に問題の無い工事です。この段階でトラブルとなる事が機種の違いと機器の色の違いです。ユニットバスやシステムキッチン本体も取付が終わると養生シートで覆われてしまうので、この時期まで気づかない場合があります。なるべく早い段階での確認が必要です。もうひとつ注意が必要なのが、この段階では廻りが綺麗に仕上がっている為に、思わぬキズが付いたり、取付時の細かなごみの発生があります。養生と清掃の繰り返しで取付工事をする事になります。

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