年明けから、「住まい」の電気料金が高くなっていませんか?
目次
電気料金…高くなっていませんか?
「住まい」の毎月の電気料金は……電気の契約先や、選んでいる料金コースによって違いはありますが、昨年の同時期と比べて如何ですか?
電気料金の明細を確認してみてください
電気っていくら❓ なの
電気の単位はkwh…一時間当たりの何キロワット使うかです(従量料金)
基本料金 + 従量料金(どれくらい使ったか?)で計算されます
大まかに云うと従量料金は30円/Kwh程度となるようです。詳細の計算は非常に複雑です(^-^;
当然に電力小売業者によっての違いがあります
2016年に電気の小売自由化までは、地域の電力会社からしか買えませんでした、そして全国の電気料金はほとんど一緒でしたが、今はたくさんの電力小売業者から自由に買えます
新電力とご契約をされている方
電気の契約先や、選んでいる料金コースによっては3倍~5倍の電気料金になっているところもあるようです
新電力とは2016年の電力自由化によって、誕生した電気小売会社です。有名なところではガソリンスタンドのエネオスや、ガスの東京ガス、携帯のソフトバンクなどですが、全国には中小を合わせて600社以上の電気小売業者が存在しています
電力小売業者のほとんどが、電気を作ってはいません
地域の電力会社以外に、実際に電気を作っている電気小売会社は少数です…
では、電気の小売業者は売る電気をどうやって調達しているのでしょうか?
地域の電力会社と相対で契約して購入するケースと、JEPX(日本卸電気取引所)からスポットで購入するケースがあります。その割合などは電気小売業者によってまちまちです
JEPXの取引価格の高騰
今年1月にこのJEPXの取引価格が高騰しました。通常10円kwh程度の料金が150円~250円kwhとなりました。25倍ってことです(^-^; 仕入れる電気が25倍になって、同じ価格で販売する訳にはいきません。JEPXからの購入比率の高い新電力会社では、実際に電気料金が数倍になったところがあります。皆様は大丈夫でしたか❓
価格が高騰した原因はいろいろあるようですが……
地域の電力会社との契約されている方
新電力との契約と違い、電気料金が何倍にもなるケースはありませんが、確実に値上がりはしています
電気料金の明細を確認して下さい
基本料金 + 従量料金(どれくらい使ったか?) 以外に別の項目があると思います
燃料費調整額と省エネ賦課金です
燃料費調整額
燃料費調整制度と云うのがあります、その制度に従って電気料金に上乗せされる額です。燃料費調整制度とは…
電気料金のコストのうち、燃料費は経済情勢(為替レートや原油価格等)の影響を大きく受けることから、電力会社の経営効率化の成果を明確にするため、燃料費の変動を迅速に電気料金に反映させる制度です。1996年1月に導入されました
簡単に云うと(乱暴に云うと)、電気を作る燃料費が高騰したら、電気料金の値上げと云う面倒くさい手続きをせずに、黙って料金に上乗せできる制度です ※地域の電力会社の料金の値上げは国への申請が必要です
これが、上昇しています…昨年の同時期と比べると約3円kwh、一昨年と比べると4.5円kwh値上げしています
省エネ賦課金
今回の電気料金の高騰には直接関係ありませんが、この省エネ賦課金についても簡単に(乱暴に)説明しておきます
太陽光発電を設置して電気を売る…売電することを国が奨励していた時期がありました、FITと云う制度です。買う電気が30円/kwh以下の時に40円以上で売る事が出来ました。その差額は当然に電力会社や国の負担かと思いきや、一般国民に負担させると云うことになりました。これが省エネ賦課金として、毎月の電気料金に上乗せされています…いやはやなんともです(^-^;
省エネが大事です!!
電気料金の明細の確認をして下さい。電気料金以外にも税金、社会保険料、電話料金、光回線料金、ガス料金、水道料金等……自分がどんな料金をどのように支払っているのか調べることをお薦めします
電気料金については、今後も高くこそなれ、安くなることは無いと考えて、省エネ(節電)に努めましょう(^_-)-☆ 省エネが大事です
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